『おうし座にそろった木星と土星』
近頃、会社からの帰りみち、ふと見上げるとやけに明るい星がでている。
http://osman.jhd.go.jp/cue/KOHO/astro.htm で調べてみると木星と土星だ!
空気が澄んでいる日をねらって撮ってみた。カメラはいつものデジタルカメラ。どこまで撮れるか。
中央左の大きい星が木星、右下が土星、中央右がプレアデス星団(昴)。
左下の小さめの星は冬の星空をにぎわす1等星の一つ、赤色が特長のアルデバラン。木星の明るさが際だっている。
カメラ オリンパス C−2020ZOOM
ズームは50mmレンズ換算で約50mm
絞り開放(F2.8) 1.3秒 感度ASA400相当
手動フォーカス
撮影 2000年11月 5日 01:47JST 自宅にて
上と下の写真を見比べるとデジタルカメラの弱点が明らかになってきます。
下の写真は3分後の写真(ただし、露光8秒、ISO100。だからISO400で2秒相当)。三脚で固定し同じフレーム。
上下を比較すると、下は星が多い。なんときれいな星空だ。しかし、星と星の間隔や角度が違う。
原因は本当の星は日周運動で動くが、ノイズの星は動かない! 上の写真の星の幾つかと下の写真のかなりの星が実はノイズだ。
デジタルカメラはだから暗いものの撮影が苦手。星を撮す場合このカメラではISO400で露出時間の限界が1秒強。
なお、近頃の高級機は大きな撮像素子が採用され改善されている。原理的に1ドット当たりの受光面積が大きいほどノイズが少ない。
比喩的に言えば銀塩フィルムは製造直後から現像される時まで露出されている。それでもノイズは皆無に近い!
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