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☆写真の部屋 シルクロード☆

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シルクロードの旅の記録。

第5日目 敦煌から蘭州へ  1999.09.29
 7:00起床、荷物をまとめる。
 8:40出発だが少し時間がありその前に市中で買い物。夜光杯を買った。石を削って作った杯。月光も透き通ると言われるほど薄い。
石をくり貫いて杯を作るとは驚き


飛行場に向け出発。飛行場が出来てまだ7年しか経っていない。それまでは120Kmも離れた柳園駅までバスで行ったそうだ。我々はトルファンから飛行機で来たが他のツアーは柳園まで汽車、そしてバスで敦煌に入る。敦煌〜北京間の直行便ができると一段と便利になる。
 10:00敦煌AP離陸。中国西北航空、BAE146(A320)、150人乗り、満席。
初めての中国西北航空
マークは飛翔天女

 相変わらす茶色の山ばかり。10:20左下に大きな湖。あとはまた山。薄雲が出てきて何も見えない。11:30蘭州AP着陸。空港内のレストランで昼食。鯉のあんかけ、タマネギ、卵、トマトなど。なかなか旨かった。
 市内まで75Kmのバスの旅。山肌には申し訳程度に草が所々に生えている。この辺や蘭州は黄土の厚さ300m。冬は最低−15度、夏は最高35度。寒村が途切れ途切れに続く。村の数は敦煌やトルファンよりは少しは多い。
 蘭州市街に到着。ほどなく黄河の川岸に出た。黄色の濁流、日本では台風の時の川の水のようだ。
これが黄河 洪水ではないのに赤茶色
水量も多い
橋は中山橋:黄河中流で最初にかかった橋
これで普通の水量、春にはもっと増水する。黄河の水は煮沸しても飲めないので地下水で生活してるそうだ。
 黄河の両岸は山、その狭い土地に細長く町が発達した。川の上流に工場地帯がある。人口250万人、大きな町だ。
イスラム寺院が目立つ
白塔山公園の山頂部に立つ白塔
高さ17m
 北岸の白塔山公園に登る。山がお寺で公園。山頂に八角形の塔。その周りなどはお茶屋で、地元の人がマージャンに興じていた。建国50周年の特別休日で人出が多い。川岸にあるイスラム寺院から祈り声が風に流れて聞こえてくる
 甘粛省博物館。一階にマンモスの全身骨格が展示。でかい。二階には『銅奔馬』。いかにも天空を疾走してかのような躍動美。武威市で出土し中国観光局のシンボルだそうだ。そばには同時に出土した銅車馬が行列を組んで走っている。いずれも青銅製なので大きさは25cm前後。
 川の南側の五泉山公園へ向かう。駅があり夕方でちょうど敦煌やウルムチへ向かう長距離夜行列車の出発の汽笛が何回もなる。電化されている。立体交差していて列車は見えず。

 五泉山公園。ここも高台にあり登りがきつい。いい運動だ。泉が今は3っだが昔は5っ出ていたそうだ。とにかく泉は貴重なのだ。さっきも今の公園も植物の水は全部人工だそうで、自然の雨だけでは枯れてしまう。山は黄土でできている。細かい砂。これでは保水力なし。踏むと崩れる。

 レストランで夕食。ここの名物『牛肉麺』を特別に追加してくれた。中国で麺と言えば汁はないが、これにははたっぷりとあった。日本のラーメンみたい。腹がふくれてしまい他の料理が余ってしまった。
 泊まりは国際大酒店。


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