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DX情報メール通知ソフト((DxNoticeロボット)「CTY.DAT」版

  DXのQRVをスマホにメールするソフトです。 自作ソフトです。実行型式ファイル(exe)を公開します。
 使用される方は下記の内容およびReadme.txt をお読みいただきご了承をお願いします。

              本ソフト立ち上げ時に「Mail通知のチェックボックス」が
                          常にチェックになるバグを修正 Ver13.1 '24/12/28
        Windowsメモ帳の文字コードの扱い変更により、メモ帳の自動起動を止め Ver13.0 '24/12/13
                                    バグ修正 Ver12.1 '24/11/12
                      Super Fox/Hound modeに対応、バグ修正 Ver12.0 '24/08/27
                                    バグ修正 Ver11.6 '24/05/25
                                  使い勝手改善 Ver11.5 '24/04/05
                                    バグ修正 Ver11.4 '23/11/22
             <genWants>も<genWantsATNO>も無い場合のメッセージを改善 Ver11.3 '23/11/09
                            (wantsを生成せず続行可と明示)
                     ヒット時にwantsとGL指定のコメントの表示 Ver11.2 '23/11/02
        ATNOだけをヒットさせる機能を追加、band指定が無いwantsの仕様を変更 Ver11.0 '23/04/27
         GLヒット時にそのGLのcallsignを表示、/* */タイプのコメントを許可 Ver10.8 '23/02/06
                           HAMLOGMASTERなしで可能、他 Ver10.7 '23/01/08
                      フィルター設定をメイン画面からも可能 Ver10.6 '22/11/08
                          画面フラッシュ、ビープ音追加 Ver10.5 '22/07/26
                                     TX5N Austral Is '22/04/19
                                    バグ修正 Ver10.3 '22/04/12
                       GL指定を小文字から大文字へ変更など Ver10.2 '22/02/22
                                    「CTY.DAT」版初稿 '22/02/05
                               All rights reserved JA3OOK 中村 利和
 <重要通知>
  ・Turbo HAMLOG Ver5.35以降(「CTY.DAT」版)には本ソフト(DxNoticeロボット)のVer10.0以降が対応して
   いますが、Win10やWin11での安定稼働のために、
   Ver13.0を使用してください。
   次のフォルダーをフォルダーごと削除してください。
      C:\・・・\ユーザー名\AppData\Local\OOK-Labo\
  ・Turbo HAMLOG 「旧ハムログマスター」版の本ソフトの提供を停止します。
  ・本ソフト「CTY.DAT」版 Ver10.0 の「旧ハムログマスター」版との大きな違いは ここを参考にしてください。
  以下、DxNoticeロボット「CTY.DAT」版について述べます。

 

目次

1.概要  【本ソフトの利用シーン】【本ソフトの基本機能】【用語、略称】【動作環境】 2.準備作業  2.1 ダウンロード      【ZIPファイル】【著作権】【確認と遵守事項】  2.2 インストール  2.3 初期設定   a HAMLOGMASTERテキストファイル   b iniファイル(DxNotice.ini)   c schemaファイル(WantsSchema.txt) 3. 2.通常運用  3.1 メイン画面  3.2 操作 4. schemaファイルに書くコマンドの順序と各コマンドの役割・書き方  4.1 コマンドの順序  4.2 各コマンドの役割と書き方 5.動作の補足説明       a 未Cfmデータ自動抽出   b callsignやprefixの一致/不一致、/が含まれる場合の扱い   c DX局がヒットするかどうかの判定基準   d ヒット確認機能、wantsList検索機能 6. コマンドの使用例 7. 本システムの情報の流れ 8.付帯事項  【条件、制限事項】【質問や要望、バグや説明文の不備】【条件、制限事項】  【本ソフト(Dx Notice Robot)の開発環境、開発言語、テスト環境】 9.旧ハムログマスター版からの大きな変更点 10.謝辞  【参考資料】

1.概要

 【本ソフトの利用シーン】   ・JTDXやWSJT-X画面に表示される行数が多すぎて目で追いきれない。     → FT8の画面に出てくる局からNEWエンティティ局を自動的に拾い出したい。   ・Cluster画面やJTDXなどの画面をいつも見ているわけにはいかない。     → 画面を見ていなくてもNEWエンティティ局を自動的に知りたい。   つまり、他の作業をしているときでも、テレワークしている時でも、読書中でも、食事中でも(奥さんが怒らなければ・・・)、   未CfmのDX局が出てくればメールが届きます。メールが来ればDX局を呼ぶことができる、というふうに利用するソフトです。  【本ソフトの基本機能】   ・未Cfm(未コンファーム)のentityやバンドでDX局がQRVすると、次の三つの方法で通知します。     三つの方法はメイン画面のチェックボックスで指定します。      □Mail :あなたのスマホなどへメールで通知。      □Flash:DxNoticeのタイトルバーとタスクバーを点滅。      □Beep :ビープ音。            JTDXやWSJT-Xの運用時はPC音をミュートしておくことが常識です。ミュートにしていても、       Windows10の機能で画面を点滅させて警告を視覚的に表示することが可能で(参考資料19)       その設定をして□Beepもチェックしておけば画面が点滅します。      補足 FlashとBeepによる通知を設けた理由。         ガラケーからスマホに変えたところ、メールを送信してから着信通知(スマホの着信音や振動が始まる)までの         時間がガラケーに比べて時間がかかりすぎ実用になりませんでした。(3分や10分、15分くらいかかることが多い)          (なお現在は別ページで示した対策で改善でき、10〜20秒くらいで着信します)         せめてPCの前に座っているときぐらいは瞬時に気づくようにFlashとBeepを追加しました。   ・各種情報のソースはつぎのとおり。     entityのバンド毎未Cfm情報 ← ハムログ(Turbo HAMLOG)     prefix ← CTY.DAT、     LoTWを利用している局のcallsignとentity ← Web     DX局のQRV情報 ← JTDX/WSJT-XやDxCluster   他に特徴は、   ・LoTWユザーかどうかを自動表示するので、呼ぶか呼ばないかの判断を素早くできます。   ・同じprefixでも異なるentity(例えば南鳥島と小笠原)を区別してヒットさせられます。   ・GL(グリッドロケーター)の指定(≒QTHの指定)が可能で、WASアワードを狙う場合などに利用できます。   ・狙うprefixの変更/無効化などが可能で、狙っている局に似た局がヒットすることを防ぐなど、    きめ細かな指定ができます。   ・このソフトはPC上で動作します。(Windowsパソコン)   参考 理解を深めるために情報の流れを 7.本システムの情報の流れ で説明しています。  【用語、略称】   DxNotice.exe    : 本ソフト、DxNoticeロボット、DXクラスターメール通知ロボット   DxWants.ini    : iniファイル   WantsSchema.txt  : Schemaファイル、スキーマーファイル   GL         : グリッドロケーター   Turbo HAMLOG    : ハムログ   HAMLOGMASTER.TXT  : HAMLOGMASTERテキストファイル(ハムログから出力するファイル)   Cfm         : コンファーム(QSLカードを受け取った、LoTWでQSLできた)   ヒットする     : 自局がQSOしたいentityとDXクラスターなどからの情報が一致する               こと。一致するとメールが発信されます。   CTY.DAT       : Turbo HAMLOG Ver5.35以降 に同梱されているファイルで、entity毎の               prefixが載っている。   LoTWユーザーリスト : HB9BZAがWeb(http://www.hb9bza.net/lotw-users-list)で提供しているリスト。               2種類あります。(アメリカ本土局とそれ以外局)   LoTWupload日付リスト: ARRLがWeb(https://lotw.arrl.org/lotw-user-activity.csv)で提供しているリスト。   愛称プリフィックス : 各entityを代表するプレフィックス。                HAMLOG と CTY.DATと HB9BZAのLoTWユーザーリスト の同一entityを結びつける役割を持つ。                詳しくは4.2 i項を参照。   主prefix     : HAMLOGMASTERに載っているprefix。   副prefix     : cty.datに載っているprefixで=が付いていないもの。  【動作環境】次の環境で確認済み    Windows 10 Pro 20H2 (64ビットOS)    Windows 10 Pro 21H1 (64ビットOS)    Windows 10 Pro 22H2 (64ビットOS)    Windows 11 Home 23H2 (64ビットOS)    Turbo HAMLOG Ver5.35a、Ver5.44    WSJT-X v2.2.2、 v2.3.1、 v2.7.1-devel    JTDX v2.2.0-rc153、 v2.2.156、 v2.2.159    .NET Framework 4.6 →(特別の準備なくても起動できると思いますが、手動インストールが必要になるかもしれません)  【開発環境、開発言語】    ・Microsoft Visual Studio Community 2017 Version 15.5.2       ・Visual C# 2017

2.準備作業

 2.1 ダウンロード   最新   ・DxNotice Readme.txtファイル 2024/12/28 Readme.txt   ・DxNotice Ver13.1 ZIPファイル 2024/12/28 (DxNotice.exe、WantsSchema.txt、dllなど)   旧バージョン   ・旧バージョンのインストールはしないでください。(旧の ZIPファイル を削除しました)  【ZIPファイル】   次のファイルを同梱してあります。   ・DxNotice.exe (本ソフトの実行型式ファイル)   ・DxNotice.ini (本ソフトの実行環境定義ファイル。DxClusterのURL、巡回時間間隔などは記入済み)   ・WantsSchema.txt (ヒット条件をコマンドで記入する。通常必要となるコマンドを記入済み)   ・各種 .dll も同梱してあります。.exeと同じフォルダーに入れておいてください。   CTY.DATファイルは同梱していません。ハムログフォルダーにあるもの(ハムログのzipに同梱されているもの)をそのまま   使用します。  【著作権】【確認と遵守事項】   Readme.txt を読んで納得の上で使ってください。  2.2 インストール   a ZIPファイルを解凍し、すべてのファイルを自分のPCのお好みのフォルダーに入れる。    ただし、C:\Program Files や C:\Program Files(x86) に格納しないでください。    メールを発信できない場合があるようです。私は ドキュメントフォルダー に格納    しています。     (解凍後にできた「フォルダー DxNotice」 ごと移動またはコピーすればよい。      install.exeなどはありません。   b Ver13.0をインストールする前に(インストールした後でもよい)     次のフォルダーをフォルダーごと削除してください。      C:\・・・\ユーザー名\AppData\Local\OOK-Labo\   【重要 バージョンアップの場合】   a WantsSchema.txt と DxNotice.ini は引き継がれないので、これらのファイルを    セーブしておいてください。     VerアップされたWantsSchematxt と DxNotice.iniファイルへ、ご自身で    必要なコマンドを判断しながら書き込んでください。       b Ver13.0に上げた場合はSetting画面の内容(送信元メール設定など)を設定しなおしてください。   c デスクトップやスタートにDxNotice.exe のショートカットを作ります。  2.3 初期設定   a HAMLOGMASTERテキストファイル     ハムログを起動して、「HAMLOGMASTERテキストファイル」をハムログフォルダーに作成する。     ファイル名は任意  例 HAMLOGMASTER.TXT(ファイル名に空白があってはいけない)。       ハムログ → オプション(O) → マスターデータをテキスト出力(緯度経度情報を含めないこと)     「HAMLOGMASTERテキストファイル」はなくてもよいが、wantsの自動生成は行われない。(Ver10.7から)     なお、CTY.DATファイルがハムログフォルダーにあること。   b iniファイル(DxNotice.ini)     コピーしてメモ帳などで自分用に修正(設定)します。      @@ Windows11のメモ帳での留意事項@@          英記号文字だけで書かれているiniファイルの場合はこの留意不要。          コメントも英文字と英数記号だけで書くことが最良の策。       開く textファイルをダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合は           画面右下に ANSI と表示されていることを確認する。           UTF-8 と表示されている場合は、次行の操作を行う。          メモ帳を立ちあげて メニューバー 開く → エンコードに ANSI → 開く       保存 保存するまえに、画面右下に ANSI と表示されていることを確認する。          名前を付けて保存操作をするときは メニューバー 名前を付けて保存 → エンコードに ANSI → 保存       留意するべき理由    textファイルをダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合、および エンコード 自動検出 で開く場合に、    ANSIで書かれたファイルがUTF-8で読み込まれて日本語が文字化けすることがあることが判明しました。    その状態で「保存」操作すると UTF-8 で保存され、文字化けしたファイルを本ソフトが読み込む    ことになります。     (Windows10のUpdate(2019年5月)でメモ帳の文字コード既定値がUTF-8に変わりました。参考資料21。      Windows11のメモ帳の文字コード既定値もUTF-8です。      ダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合に文字化けすることに私が気づいたのはPCを'24/11に      Windows11に変えてからです。      Windows10を使っていたころは文字化けが起こっていなかったので、Windowa10と動作が違うのでは?)    文字コードによる問題を少しでも少なくするために、本ソフトからメモ帳を立ちあげるだけにし、    schemaファイルやiniファイル指定でのメモ帳自動立ち上げをやめて、メモ帳を立ちあげるだけに仕様変更しました。       メニューバー ファイル → メモ帳(M)     ・<mailTo>aaaa@bbbb.ne.jp       ヒットした時にメールを受け取りたいスマホなどのメールアドレスを指定。     ・HAMLOGmaster=C:\……\hamlog\HAMLOGMASTER.TXT       a項で作成したファイル名をフルパスで指定。(パス指定やファイル名に空白があってはいけない)       参考 フルパスはa項で作成したファイル名の プロパティ→全般 で場所が表示          されるのでこれをコピーペーストすると簡単。       HAMLOGmaster= は指定しなくてもよい(Ver10.7から)が、wantsの自動生成は行われない。     ・LOTWuserByARRL=C:\……\Downloads\lotw-user-activity.csv       LoTWユーザーかどうかとLoTWへ最後にuploadされた日を得るためのファイル。       次のURLをクリックすることで、このファイル lotw-user-activity.csv をダウンロードできる。 https://lotw.arrl.org/lotw-user-activity.csv       適宜(2週間ごととか、月に一回とか)ダウンロードして更新してください。       ダウンロード二回目からはファイル名の後ろに (1) (2) ・・・ が付くので、       古いのを削除してからダウンロードするなど ( ) が付かないように工夫すること。     ・LOTWuserUSAByHB9BZA= // 既定値:http://www.hb9bza.net/lotw/lotw-us.html       LoTWユザーリストのUSA分でcallsignが載っています。。       既定値で問題なく動作するので、この行全体がコメントでOK。       (URLアドレスが変わった時に指定する)     ・LOTWuserByHB9BZA= // 既定値:http://www.hb9bza.net/lotw/lotw-dx.html       LoTWユーザーリストのUSA以外分です。callsignとEntity名が載っています。       既定値で問題なく動作するので、この行全体がコメントでOK。       (URLアドレスが変わった時に指定する)     ・LOTWgoBackDays=n // nは1〜1825 既定値:62 単位:日       プログラムの実行当日から遡る日数を指定。       LoTWへ最後にuploadされた日が、遡った日より新しいと + 、古いと - 、不明の場合は ? を表示。       通常は既定値62で問題ないので、この行全体がコメントでOK。     ・コメント       行先頭が//ならコメント行。 行の途中でも空白に続いて//なら右はコメント。       行の先頭が /* なら、行の先頭が */ である行の最後までコメント。        ネスト指定はできない。       日本語(2バイト系の空白や文字は)コメントにだけ書けるが、文字化けが心配の場合は       英文字、英数記号だけで書くことが無難です。     iniファイルの他の行は変更しなくてよい。(使い慣れてから自分用にメモ帳などで変更)     iniファイルは一回設定すればよく、変更することは少ない。   c schemaファイル(WantsSchema.txt)     コピーしてメモ帳などで自分用に修正(設定)します。      @@ Windows11のメモ帳での留意事項@@          英記号文字だけで書かれているschemaファイルの場合はこの留意不要。          コメントも英文字と英数記号だけで書くことが最良の策。       開く textファイルをダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合は           画面右下に ANSI と表示されていることを確認する。           UTF-8 と表示されている場合は、次行の操作を行う。          メモ帳を立ちあげて メニューバー 開く → エンコードに ANSI → 開く       保存 保存するまえに、画面右下に ANSI と表示されていることを確認する。          名前を付けて保存操作をするときは メニューバー 名前を付けて保存 → エンコードに ANSI → 保存       留意するべき理由    textファイルをダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合、および エンコード 自動検出 で開く場合に、    ANSIで書かれたファイルがUTF-8で読み込まれて日本語が文字化けすることがあることが判明しました。    その状態で「保存」操作すると UTF-8 で保存され、文字化けしたファイルを本ソフトが読み込む    ことになります。     (Windows10のUpdate(2019年5月)でメモ帳の文字コード既定値がUTF-8に変わりました。参考資料21。      Windows11のメモ帳の文字コード既定値もUTF-8です。      ダブルクリックしてメモ帳を立ち上げた場合に文字化けすることに私が気づいたのはPCを'24/11に      Windows11に変えてからです。      Windows10を使っていたころは文字化けが起こっていなかったので、Windowa10と動作が違うのでは?)    文字コードによる問題を少しでも少なくするために、本ソフトからメモ帳を立ちあげるだけにし、    schemaファイルやiniファイル指定でのメモ帳自動立ち上げをやめて、メモ帳を立ちあげるだけに仕様変更しました。       メニューバー ファイル → メモ帳(M)     <mailTo>と<ant>コマンドは自分用に変更してください。      <mailTo>aaaa@bbbb.ne.jp       ヒットした時メールを受け取りたいメールアドレスを指定。       iniファイルに書いた場合は一行削除またはコメントにしておいてよい。       Schemaファイルで指定した方が優先される。      <ant>3,7,14,18       運用が可能なアンテナの周波数 1,3,7,10,14,18,21,14,28,50 を列挙     他の行は、普通のDXerに必要なコマンドが書き込み済みで、特に初めのうちは変更しなくて大丈夫です。     (使い慣れてから各コマンドを理解したうえで、自分用にメモ帳などで変更。4.項参照)   d DxNoticeロボット(本ソフト、DxNotice.exe)を立ち上げる      最初に立ち上げた場合、送信元のメールアドレスの設定を促すメッセージが出るので、      メニューバーの Files(F) → Setting(S) でSetting画面を出します。        セッティング画面       送信元メールアドレスなど(プロバイダーから指示されている内容)を設定。          設定画面の下側は、WSJT-XやJTDXの ALL.TXTファイルの場所を設定する画面です。標準的な       場所を自動設定しますが、自分の環境と異なっている場合は設定してください。       みなし地域はJAで問題ないです。       Remaksが異なっても通知しない にチェックを入れたほうがメール発信数を減らせます。      OK をクリックすれば画面の各値が有効になり記憶され、メイン画面【DxNoticeロボット画面】に      変わる。      →本ソフトを立ち上げ直す。   e メニューバーの Tools(T) → Send Test mail(T) で、メールがスマホに届くことを確かめる。     エラーがでたりメールが届かない場合は      ・Setting画面での送信元メール設定内容      ・iniファイルやSchemaファイルで指定したメール宛先アドレス     が正しいか確認してください。

3.通常運用

 3.1 メイン画面【DxNoticeロボット画面】      メイン画面    枠によってはカーソルを当てると説明が表示される    最上部の左端長方形枠       CALLSIGNを入力 → Search LoTW userボタン(またはEnterキー)         LoTW user か否かの検索を開始。結果は右の上中央枠に表示されます。         + - ? 空白 の意味は右の説明ガイドとおり。         年月日はこの局がLoTWへuploadした最後の日付。          (数日前にuploadした場合は数日遅れて反映される)       注意        ? はLoTWメンバーであるがupload日付が不明であることを示す。         不明の原因はiniファイルでの   LOTWuserByARRL=C:\……\Downloads\lotw-user-activity.csv         の指定誤りや lotw-user-activity.csv が存在しないことが考えられる。        entityがUSA(United States of America)局の場合、検索結果のentity欄は空白。       ヒットするかしないかテストできるヒット確認機能があります。        例えば、G3AA/VP2Mの7000kHzがどう判断されるかを実験したければ、          G3AA/VP2M,7000 → Ctrl+Enterキー。        パラメーターは,で区切って、次の順序。          CALLSIGN/GL,freq:kHz,src:JT/WS/CL,region:JA/US/EU/WW        各パラメーターの意味は          CALLSIGN(大文字)または GL(大文字2桁+数字2桁)          freq 周波数(単位kHz)              既定値:3500          src QRV情報源(JT/WS/CLから一個)         既定値:JT (CLとはDxClusterのこと)          region reporterの地域条件(JA,EU,US,WWから一個) 既定値:JA       ? → Search LoTW userボタン(またはEnterキー) でHelp出力。       ? → Ctrl+Enter でHelp出力。    最上部の上中央枠に、       起動時の進行状況、Searchなどの結果が表示される。       ワーニングメッセージがでることがあります。    上部左 チェックボックス三個     ・DxClusterやJTDX、WSJTXに関してのチェックボックス       メニューバーの Source(s) と同じ。     ・Mail チェックを外すと、Noticeメール本文は下画面(メールログ画面)に表示されますが         メールは送信されません。     ・Flash DxNoticeのタイトルバーとタスクバーを点滅させる/させない。     ・Beep ビープ音を出させる/出させない。       JTDXやWSJT-Xの運用時はPC音をミュートしておくことが常識です。ミュートにしていても、       Windows10の機能で画面を点滅させて警告を視覚的に表示することが可能で(参考資料19)       その設定をして□Beepもチェックしておけば画面が点滅します。    中央部白枠(メールログ)     ・Noticeメールのログです。      ヒットしたDx局のcallsign、時刻、周波数などの情報。       callsignの前の + - ? などの記号の意味は上の黄色枠の説明とおり。      LoTWからの情報(最新LoTW upload日、Entity名)も表示される。     ・DxNotice.ini. ファイルの goBack=nn(分)が経過すると消去されます。    左下枠(DX情報枠)     ・DXクラスターからダウンロードされた内容やWSJT-XやJTDXからの情報です。      その上部に DxNotice.ini で指定された内容も要点が表示されます。    右中央長方形(検索キー入力枠)     ・文字列や行番号を入れ↓↑またはLnをクリックすることで、wantsListを検索できます。    右下枠(wantsList枠)     ・ヒット条件やwantsコマンドの明細(wantsList)で、schemaファイルの内容と自動追加されたwantsコマンドです。      (wantsについてエラーやワーニングメッセージも出ます。)     ・画面内のデータを上記の方法で検索できます。      (コピーしたい場合は 範囲選択 → Ctrl+c)  3.2 操作   通常は本アプリを起動しただけで動作を開始します。   次のa〜bの操作は必要時に行う。   a ハムログにCfm情報(QSL欄の3桁目)を記入した時      →HAMLOGMASTERテキストファイルを作成する。        ハムログ → オプション(O) → マスターデータをテキスト出力(緯度経度情報を含めないこと)      →Ver10.6以前 本ソフトを立ち上げ直す。      →Ver10.7以降 メニューバー → Tools(T) → Read schema and HAMLOGmaster file   b Schemaファイルを変更したい場合     メモ帳などで変更する。     ・アンテナを上げた時、壊れた時        <ant> 運用可能なアンテナを 1,3,7,10,14,18,21,24,28,50 から列挙     ・ペディ局やグリッドロケーター        状況に応じてwantsコマンドなどの書き込み     ・ヒット条件を変更したい時        <addPre>、<delPre><、reject>、<pass>、<digFreq>、<digiWord>各コマンドの追加変更     →Ver10.6以前 本ソフトを立ち上げ直す。     →Ver10.7以降 メニューバー → Tools(T) → Read schema and HAMLOGmaster file   c Setting画面の情報も随時変更できます。      メニューバーの Files(F) → Setting(S) でSetting画面。      OKをクリックすると、その条件ですぐに動作を始めます。

4.schemaファイルに書くコマンドの順序と各コマンドの役割・書き方

 4.1 コマンドの順序     <mailTo>     <ant>     wants ---------- この位置(</wants>より前)にあるwantsを「明示されたwants」と言う     </wants>     < >形式の各コマンド(<addPre> <delPre>など4.2項のe〜j)     <genWants> または <genWantsATNO>     ここにwantsが自動的に生成される ----- この位置(<genWants>より後ろ)にあるwantsを「生成されたwants」と言う     コマンド各行の中にコメント行を書くことができる。      行先頭が//ならコメント行。 行の途中でも空白に続いて//なら右はコメント。      行の先頭が /* なら、行の先頭が */ である行の最後までコメント。       ネスト指定はできない。      2バイト系の空白や文字はコメントにだけ書ける。  4.2 各コマンドの役割と書き方   a <mailTo>     ヒットした時にメールを受け取りたいスマホなどのメールアドレスを指定。      iniファイル(DxNotice.ini)に書いてあれば不要。     形式 <mailTo>aaaa@bbbb.ne.jp   b <ant> 必須     運用可能なバンド周波数(1 3 5 7 10 14 18 21 24 28 29 50)をコンマで区切り列挙。     形式 <ant>1,3,7,21     wantsコマンドでバンド指定してあっても、<ant> で指定していないと無視される。(and条件)    (台風などでアンテナが破損したばあい、この<ant>コマンドで一括して無効にできる)   以下に説明するコマンドは、一般的なDX探しの場合、提供するSchemaファイルに記入済みのコマンドで   十分なので、提供するSchemaファイルそのまま使ってください。   各コマンドを理解してから追加や変更してください。   c wantsコマンド         一般的なDX探しの場合は自動生成されるwantsで十分であるので自分でwantsコマンドを書かなくて良い。      ただし、6. コマンドの使用例 で示すDXペディの場合とGL(グリッドロケーター)を指定する場合は      wantsコマンドを書きます。     wantsコマンドは、メールが欲しい対象を明記するのがこのコマンドの目的で、     次の3要素で構成し3要素とも一致した場合にヒットし、メールが発信される。      ・第1パラ:PREFIX、CALLSIGN(必ず大文字) またはGL(必ず大文字2桁数字2桁)              GL(グリッドロケーター)はWAS、WAZ狙いに便利で、書き方はp項に記述。        形式A 3D JA,,,,1,3,7,18,24,28,50         =がない形式なので、DX局が "3D"と前方一致で比較される。        形式B =3D2CR JA,,,,1,3,7,18,24,28,50         =があるので完全一致で比較される。        形式C DN83:EN15 JA,,,,14 // SD            FN41:FN41 JA,,,,14 // RI         (一区画であっても範囲指定である FN41:FN41 JA,,,,14 を推奨)          形式Cはグリッドロケーターの指定で、詳細はここを参照。      ・第2〜5パラ:reporterが属する地域(WW,JA,US,EU 大文字)を , で区切って書く。        4個に満たないばあいも , で区切る。      ・第6パラ以降:QSOを希望するバンド周波数(1 3 5 7 10 14 18 21 14 28 29 50)をコンマで区切り列挙。     reporterが属する地域(WW,JA,US,EU)とはDXクラスターへアップした人を示す概念で、      DXクラスターからのDX情報の場合は Multiple DXSCAPE の地域と一致すればヒットする。        Multiple DXSCAPE : http://www.dxscape.com      JTDXやWSJT-Xからの情報の場合は メニューバーの Source(S) infoソース画面の「みなし地域名」と一致すればヒットする。      普通のDXは JA だけでよいが、      例えばカリブのペディの場合、QRVをいち早く知りたければ US も書いておけばCONDXによっては有利。        KP5 JA,US,,,14,21     wantsコマンドにコメントを書いておくと、ヒットした場合にメールログ(中央部白枠)に、       DXクラスターへアップしたreporter名の次にこのコメントを表示する。       グリッドロケーターでヒットした場合は文字"GL"の次にこのコメントを表示する。       表示される文字数は先頭10文字程度なので短い文字数を推奨。   d </wants> 必須     明示されたwantsの終わりを示す。   e <addPre>     追加したいprefixやcallsignを</wants>と<genWants>の間に書くことができる。       次のケースは書くべき。       「珍entityから、他のentiyと紛らわしいprefixの、LoTWユーザーでない局がQRV」     形式 <addPre>Mount Athos,=SV2RSG/A // 書かないとSV2RSG/Aが普通のGreeceと判断される         f <delPre>     削除したいprefixやcallsignを</wants>と<genWants>の間に書くことができる。       通常は書く必要はない。     形式 <delPre>Japan,8J,8K   g <reject>、<pass>     ヒットさせたくない(しかし例外としてヒットさせたい)prefixやcallsignを</wants>と<genWants>の間に書くことができる。       使用例として「QQで始まるentityの局はほとんどLoTWしないがQQ1PP、QQ5QQはLotWしてくれるのでヒットさせたい」。     形式 <reject>,QQ // QQで始まる局はほとんどLoTWしない        <pass>,=QQ1PP,=QQ5QQ // 例外的にLotWしてくれる     </wants>より前に書かれたwantsコマンドに対しては効かない。   h <repPre>     HAMLOGが決めているprefixやCTY.DATに載っているprefixを変更することができる。     形式 <delPre>Mount Athos,SV,SV/ATH (Mount Athosの HV を SV/ATH 変える例)   i <popPre>     entityを代表する「愛称プリフィックス」を変更する必要があるばあいに指定。       通常は書く必要はない。     形式 <popPre>Rotuma,3D2r (HB9BZA側が 3D2r に変わった場合の指定例)     補足説明      entityを代表する愛称プリフィックスには3種類あり、HAMLOGとcty.datは一致している。Rotuma の例では        ・HAMLOG 3D2/r (HAMLOGMASTERの[ ]で囲まれた文字列)        ・cty.dat 3D2/r (70カラムからの文字列。Primary DXCC Prefix と名付けられている)        ・HB9BZA 3D2R ( 1カラムからの文字列)      本プログラムはこの愛称プリフィックスを利用しているが、その違いを本プラグラムのソースで対応させている。      将来、違いが生じた場合にこのコマンドで対処可能。      (本プラグラムのソースを修正するまでの応急対応)         j <digFreq>、<digiWord> 必須     通信モードがFT8、FT4,JT65などであることを判定する条件を書く。     周波数で指定する形式     (DxClusterからのQRV情報の周波数が、ここで指定した周波数〜+3kHzなら新Digitalと見なす)       <digFreq>1810,1838,1840,1908,3567,     キーワードで指定する形式     (DxClusterのremarks項目に、ここで指定した言葉が含まれていれば新Digitalと見なす)       <digiWord>FT8,FT4,F/H,MSHV,FH,JT65,JT9,WSPR,T10,JS8,Q65   k <genWants>     形式 <genWants>JA または <genWantsATNO>JA     各種コマンドの終わりを示すとともに、自動生成するwantsに埋め込む地域を書く。       地域とはreporterが属する地域(WW,JA,US,EU 大文字)で、最大4個まで書ける。      ハムログマスターの情報から未CFMであるEntityのprefixとbandのwantsを生成する。     <genWantsATNO>形式(Ver11.0から指定可能)の場合、      ハムログマスターの情報からATNOであるEntityだけのprefixとbandのwantsを生成する。       ATNOとは:All Time New One : allband allmode NEWのentityのこと。      ATNOだけをヒットさせたい目的だから、明示されたwantsは書かれないのが普通であろうが、      書かれていれば有効である。< >形式の各コマンド(<addPre> <delPre>なども書くことができる。     このコマンド(<genWants>や<genWantsATNO>)は省略可能(Ver10.7から)だが、     省略した場合はwantsの自動生成が行われない。     l コマンドのentity名の書き方 <addPre>、<delPre>、<popPre>     ハムログに書かれているentity名を大文字小文字の違いも含め正確に先頭から書くこと。     空白は空白のまま。なのでコーペーストが望ましい。     全文字を書く必要はないが、似たものについては先頭からユニークになる文字まで書くこと。      (Cocos Island と Cocos (Keeling) Islands Dominica と Dominican Republic        Guinea と Guinea-Bissau など)   m コマンドのprefixの書き方 <repPre>、<delPre>     HAMLOGMASTERやCTY.DATに書かれているprefixを全く同じように書くこと。     (<delPre>には主prefixは書けない)     参考 wants、<addPre>、<reject>、<pass>コマンドでは任意。=文字も付けられる。        (これらのコマンドではprefixなのかcallsignなのかを区別していず利用者の意図次第)   o 最大パラメータ数 <addPre>、<delPre>、<reject>、<pass>、<digFreq>、<digiWord>     パラメータを一行あたり最大20個。(なお、行の途中で改行してはいけない)   p グリッドロケーター(GL)の書き方     Ver10.2からグリッドロケーター指定を大文字2桁数字2桁に変更。     FT8モードなどでグリッドロケーターを付けて送信している局が対象です。     wantsコマンドでグリッドロケーターを、大文字2桁のフィールド区分と数字2桁のスクエア区分で書くことができる。       フィールド区分はAA〜RRによる座標によって定められている。     四角形の対角位置「西南角:東北角」で範囲を表現する。      例 North Dakota州とSouth Dakota州を含むグリッドロケーターは次の模式図のように、おおよそ        DN83〜DN88 DN93〜DN98 EN02〜EN08 EN12〜EN18 であるので GL 次のように範囲指定する。    DN86:EN18 JA,,,,14 // ND    DN83:EN15 JA,,,,14 // SD大半    EN02:EN12 JA,,,,14 // SD南東部  次のように指定することもできるし、他の指定方法でもよい。    DN83:DN98 JA,,,,14    EN02:EN18 JA,,,,14  注1 一区分でも「DN86:DN86」と指定することを推奨。  注2 指定範囲に含まれるスクエア区分の数は総合計900個以内。  注3 RとAの境界をまたがる範囲指定はできない。  注4 制限事項 RR73を指定またはRR73が含まれる指定をすると、FT8などでのRR73がヒットしてしまう。     ヒット時のコメント表示を採用(Ver 11.2以降)しました。特にGL指定で便利だと思います。     ・GLによるヒットの場合のメールログ(中央部白枠)に、"GL GL指定行のコメント" と表示      その目的は       GL指定よるヒットであることの明確化。       GL指定でコメントを書いておけばその意図を明示。        例えば         FM28:FM29 JA,,,,28,50 // DE        と指定しておけば、ヒット情報に          GL DE        と表示され、DE州 がヒットしたことがすぐに分かる。     ・同一GLにそれぞれの行にコメントが書かれてあれば、それぞれのコメントを連結して表示        例えば         FM28:FM29 JA,,,,28,50 // DE         FM29:FN21 JA,,,,28,50 // NJ        としてしておけば、FM29 がヒットすると、FM29 は DE と NJ の両方なので         GL DE,NJ        と表示され DE州 または NJ州 がヒットしたことが一目で分かる。        コメント文字数は、コメントが連結されることを考慮して短くし2文字程度を推奨。       制限事項         同一GLにそれぞれの行にコメントが書かれてあっても、バンド指定が一個でも異なればコメント連結されません。         複数GLのコメント連結は GLの範囲指定(FM28:FM29 のように :でGLを挟んで指定する)の場合に有効。         しかし :でGLを挟まない形式           FM29 JA,,,,28,50 //DE           FM29:FN21 JA,,,,28,50 // NJ         の場合は連結されない。         コメント連結されない場合、検索で先に見つかる DE が表示される。

5.動作の補足説明

    a 未Cfmデータ自動抽出     HAMLOGMASTERテキストファイルから未Cfmのentityとバンドを抽出し「wantsを自動生成」します。     自動生成するprefixは      ・主prefix:HAMLOGMASTERに載っているprefix      ・副prefix:cty.datに載っているprefixで=が付いていないもの。(=が付いているものは無視)      例えば Spratlyで言えば 1S だけでなく 9M0,BM9S,BN9S,BO9S,BP9S,BQ9S,BU9S,BV9S,BW9S,BX9S も生成します。   b callsignやprefixの一致/不一致、/が含まれる場合の扱い     DX局のcallsignとwants、<addPre>、<reject>、<pass>コマンドとDX局のcallsignが比較される場合、      先頭に=文字がなければ「先頭一致」で判断される。(例での説明)        JD1   JD1YAA→一致 JD2ABC→不一致        HB0   HB0/JA1AAA→一致        /がある場合は、/の左右を入れ替えても比較される。        HB0   JA1AAA/HB0→一致        先頭に=文字があれば「完全一致」で判断される。        =3D2C   3D0C→一致  3D2CO→不一致       参考 callsignとLoTWユーザーリストとは完全一致で比較。   c DX局がヒットするかどうかの判定基準     QRV情報のcallsignや周波数を次の優先順位で調べ、ヒットするか否かを自動判定する。     順位1 <ant>条件、Filter条件          <ant>にないバンドの場合はNoヒット確定。          Filter条件(DATA SSB・CW)に合わない場合はNoヒット確定。     順位2 明示されたwantsコマンド条件          </wants>までのwantsコマンドのどれかとprefixが一致し、QRV情報地域もバンドも含め           ・一致すればヒット確定。           ・一致しなければヒットさせず確定。     順位3 <reject>と<pass>コマンド条件          callsignが<reject>と一致すればヒットさせず確定。          しかし、<pass>と一致すれば次の順位へ進む。     順位4 <addPre>、LoTWユーザーリスト条件          callsignが<addPre>と一致するかまたはLoTWユーザーリストに載っているなら、          そのentityが           ・生成されたwantsコマンドのどれかにQRV情報地域もバンドも一致すればヒット確定。           ・一致しなければヒットさせず確定。     順位5 生成されたwantsコマンドとの比較          そのcallsignのprefixが、wantsのQRV情報地域もバンドも含め           ・一致すればヒット確定。           ・一致しなければヒットさせず確定。     明示されたwantsコマンドとは <ant>と</wants>の間に書かれたwantsコマンド群     生成されたwantsコマンドとは <genWants>より下のwantsコマンド群     一致する、一致しないには「先頭一致」「完全一致」があり前項参照のこと。   d ヒット確認機能、wantsList検索機能     コマンド等での指定が期待とおりに動作するかを確認できます。     ・ヒットするかしないかをテストする方法があり、ここで説明しています。     ・wantsListに載っているかどうかを検索する方法があり、ここで説明しています。

6.コマンドの使用例

  一般的なDX探しの場合、提供するSchemaファイルに記入済みのコマンドで十分です。   そのまま使ってください。   しかし、次のような便利な使用法もあるので以下を参考にしてSchemaファイルに追加変更してください。   a 異なったentityで同じprefixが使われていて、間違ってヒットすることを回避したい    例     <repPre>Mount Athos,SV,SV/ATH     <addPre>Mount Athos,=SV2RSG/A     上記の指定をしておけばLoTWでないHV(ギリシャ)の局が出てきてもMount Athosでヒットすることはない。       <addPre>で=SV2RSG/Aを追加してあるのでSV2RSG/Aはヒットする。他にも出てくれば       <addPre>Mount Athos,=SV2RSG/A,=SV2AAA/A のように追加していく。       (LoTW局は<addPre>が不要)   b ペディ期間が長い場合に既にQSO済みのバンドが頻繁にヒットしてメールが煩わしいことを回避したい    例     =VK9C JA,,,,1,3,28,50     上記のコマンドを<ant>と</wants>の間に書いておけばQSO済みの7〜24メガがヒットすることはない。     QSOできたら、その都度QSOできたバンドを削除する。   c ペディで主prefixにも副prefixにも載っていなしcallsignが使われるケース    NavassaでK1Nが使われました。     方法1 前項の方法。      =K1N JA,,,,1,3,28,50     方法2 普通のK1局をrejectし、K1Nだけpassしておく。      <reject>K1 <pass>=K1N     方法1が望ましいでしょう。        d LoTWユーザーリストと異なるentityからペディが行わるケース     3D2CRがLoTWユーザーリストでFijiに載っているので本ソフトが Fiji であると判断し     Conwayにヒットしません。これを避けるために<addPre>コマンドで追加しておくとConwayと判断します。      <addPre>Conway,=3D2CR     ペディ後に削除を忘れないこと。     もちろん、=3D2CR JA,,,,1,3 も良い方法です。   e ATNOだけヒットさせたいケース(Ver11.0から指定可能)     ATNOエンティティ(All Time New One : allband allmode NEWのentity)は例えば深夜寝ていても     通知を受け取りパイルに参加したいです。     この場合、<genWants> の代わりに <genWantsATNO> を指定し、wantsコマンドは指定しないでおきます。     (私はこの指定で本ソフトを立ち上げたタブレット(Windows10搭載)を24時間運転させています。      タブレットは無音で省エネが良いですが、もちろんノートPCやデスクトップPCでも可能です。)

7.本システムの情報の流れ

 【全体の情報の流れ】   データの流れ   提供するアプリやファイルがオレンジ色です。  【ファイルやプログラムの簡単説明】   最初は流し読みしてください。   iniファイル(DxWants.ini)    最初に一度設定する。(普段は変更必要なし)    ・メール宛先アドレス(Schemaファイルに書いてあればそちらが優先されます)    ・HAMLOGMASTERテキストファイルのPC内の場所と名称    次の情報は設定不要です。既定値のままでOKです。    ・DxClusterのURL    ・DX情報ダウンロード間隔   Schemaファイル(WantsSchema.txt)    一度設定すれば変更不要な項目。    ・メール宛先アドレス(iniファイルに書いてあってもこちらが優先されます)    随時変更する項目。    ・アンテナがあるバンドの列挙    ・探したいQTHのGLによる指定    ・ヒットさせたくないprefixやcallsign    ・ペディ局のcallsign      近頃、entityの通常のprefixと異なるcallsignを使用するペディ局があるので、      ペディ局のcallsignを明記する方が確実になることがある。    ・prefixの変更/無効化   HAMLOGMASTERテキストファイル(HAMLOGMASTER.TXT)    ハムログにCfm情報(QSL欄3カラム目)を書き込んだあとに必ずハムログを操作して    このファイルを作成する。次の情報が出力される。    ・entity名、愛称プリフィックス、prefix、バンド毎の未Cfm情報   CTY.DAT    entityごとのprefixが書かれたフィル(HAMLOGに同梱)。    このファイルを作成する。次の情報が出力される    ・entity名、愛称プリフィックス、prefix   JTDX、WSJT-X    どちらかを常にランさせておく.(必要があれば両方ランさせておくことが可能) ・QRV情報(デコードできた内容)が受信ログ(ALL.TXT)に自動的に書き出される。   LoTW(ARRL)のユーザーリスト、HB9BZAのユーザーリスト    どちらもLoTWのユーザーリストで、ARRLの方では最新upload日付が分かり、    HB9BZAの方は属するentity名が分かる。どちらも随時更新されている。   DxNoticeロボット(DxNotice.exe)    本ソフト、常にランさせておく    ・SchemaファイルとHAMLOGMASTERテキストファイルからヒット条件と未Cfm情報を取り込む。    ・iniファイルで指定された時間間隔でDxClusterやWSJT-X/JTDXからQRV情報を取りに行く。    ・QRV情報と未Cfm情報とを比較し、ヒットすればメールを送信する。

8.付帯事項

【質問や要望、バグや説明文の不備】   aja3ook@ktb.zaq.ne.jp へメールをください。(先頭の「a」を取り除いてください) 【条件、制限事項】   a F/HモードのFoxでの送信局の場合に、Noticeメールと中央部白枠(メールログ)に表示される     「reporter局のcallsign」が正しくない場合がある。   b prefix生成機能は万全ではありません。     期待していcallsignがヒットするか、特に珍局の場合必ず確認してください。     ・ヒットするかしないかをテストする方法があり、ここで説明しています。     ・wantsListに載っているかどうかを検索する方法があり、ここで説明しています。   c SMTPメールでメール発信します。発信メールアドレスやSMTPサーバーアドレスを   本ソフトの設定画面で入力します。もし、プロバイダーが示す条件に合わせられ   ない場合は連絡をください。(設定項目が不足とか)

9.旧ハムログマスター版から Ver10.0への大きな変更点

   ・cty.datの使用。    ・LoTWユーザであれば、wantsや<addPre>コマンドの記入が必要なくなりました。     ヒットするかどうかを調べる順序も改善されました。       明示されたwants、<reject>(<pass>)コマンド、<addPre>コマンド、LoTWユーザリスト、生成されたwants       の順にヒットするか調べます。詳しくは5.bを見てください。    ・<popPre>コマンドの意味が変わり、特殊なケース以外では必要がありません。<popPre>コマンドを使わないこと。    ・アイコンのデザインをダイオードから3エレ八木に変更。

10.謝辞

  DXSCAPEの管理者JA4PXC、TurboHAMLOG作者のJG1MOU および マスターデータ編者の7L1CUH各氏に  深く感謝いたします。   LoTWからの情報は HB9BZA Robert CHALMAS 氏のweb(参考資料15) および ARRL LoTW のWeb(参考資料16)  から得ています。深く感謝しています。   本ソフトの開発に特に役立った資料を最後に列挙しました。この他にも役立った記事が色々あり  ました。各著者に感謝します。  

【参考資料】

1 JA4PXC DXSCAPE 2 JG1MOU hamlog.com Turbo HAMLOG 3 DOBON! DOBON.NET .NET Tips 4 Nobuyuki Iwanaga 未確認飛行 C C# によるプログラミング入門 5 われこ われこ 【ワレコのC#】Formアプリ 前回終了時 ウインドウ位置・サイズを記憶復元 6 IT底辺脱却ブログ System.Timers.Timer を使ったタイマ処理 7 八寿 やじゅ 【.NET】テキストファイルの末尾からn行を読み込む 8 プログラマーズ雑記帳 .NET 用パッケージマネージャー NuGet のインストールと使い方 9 digicert 電子メールの暗号化 10 YoshinoriN C#で SMTP over SSL 経由でメール送信する MailKitを使って実装 11 ajje_gnuu あっじぇ・ぐぬー C#で MailKit ライブラリを使う .Wait() の使用例 12 高木健一 woodensoldier Software C# Tips TextBoxに文字列を追加したとき自動スクロールするには 13 JARL 日本アマチュア無線連盟 グリッド・ロケーターとは 14 Satellite Tracking Locator Map 15 HB9BZA Robert CHALMAS Robert CHALMAS - Amateur radio station HB9BZA LoTW list by DXCC entity continental USA Users by country: USA LoTW list by DXCC entity outside continental USA Users by country: DX 16 ARRL LoTW Logbook of the World 17 アイティメディア株式会社 @IT モーダル・ダイアログやモードレス・ダイアログを表示するには? 18 Jim Reisert AD1C Amateur Radio Country Files CTY.DAT Format 19 サウンドによる警告を視覚的な警告に変更する方法    Windows10 Windows 10    Windows11 Windows 11 20 BPS株式会社 [C#] ディスプレイの電源をプログラムからONにする方法 2009.12.11 21 日経XTECH メモ帳の文字コード既定値がUTF-8に、Windows 10「May 2019 Update」 2019.05.29

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