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7メガ、14メガ デュアルバンド GP

                  Ver.1.0 '99/11/14 JA3OOK

設置場所 府中市、船橋市、枚方市で実用。
1971年月〜1989年に渡って使用(85年に一回作り直している)
概観
エレメントの材料と工作
  1. ハット 径1mm、長さ0.20mのエナメル線(銅線)を2本。十字にクロスさせ、中央でラジエター2と半田付け。
  2. ラジエター2 径1mm、長さ0.5mのエナメル線。
  3. コイル 直径30mmくらいのベークライトの筒に、径1mmエナメル線を60回巻く。上からビニールテープで防水。
  4. ラジエター1 適当なビニール線を5.05m。
  5. ラジアル 7メガ用に長さ10.1m、14メガ用に長さ5.05mのビニール線。最低各2本。 
  6. 給電 同軸ケーブル3C2Vを直づけ。防水には注意(M型コネクタのオス、メスで作るのががベスト。防水は接着剤、屋根用の防水充填材も重宝)。
  7. 長さ5.5mくらい以上のグラスファイバー製釣り竿を用意。コイルの中を通し、エレメントを釣り竿に沿わせ、0.5m間隔くらい毎にビニールテープでバインド。
架設と調整方法
  1. 釣り竿にアルミパイプか竹竿などを継ぎ足し、給電点はなるべく高くする。(できれば8m以上)
  2. ステーをしっかりとること。
  3. ラジアルは直線でなく曲がりくねっていても良い。
  4. SWR計を給電点に入れる。しかし、通常は不可能なのでリグの所でもOK。
  5. まず、14メガから調整。要はSWRが落ちたら良しとする。その為、調整しやすい所から順に行う。普通は@ラジアルの位置角度、Aその長さ、Bラジエター1の長さ(どうしてもダメならラジエター1の長さの調整が必要)。
  6. 次に、7メガの調整。@一番影響が大きい(クリチカル)なのがラジエター2の長さ、ミリ単位のつもりで! 次にAラジアルの位置角度、Aその長さ。
     なお、コイルの径や線の太さ、巻き数も大きく影響する。しかしコイルの調整は大変であるので上記の通りラジエター2の長さから行う。これで万一できない場合は巻き数を変えることになる。もしコイルの巻き数を変えた場合は14メガへの影響が大きいので14メガから調整をやり直す。
使用感
 @DX向き(国内よりも)。コンパクト?な割には良く飛んだ印象。
 A府中時代の写真(1974年7月府中市美好町)
本アンテナの特徴
 @釣り竿のため風に強い。
 ASWRの有効範囲が狭いこと(実用上の許容範囲に入る)。
 Bエレメントに水滴がつくとSWRが大幅に悪化。(fの低い方にずれる)
                                              以上